1. 消費エネルギーの「見える化」そして「行動」へ
 何気なく支払っている電気、ガス、水道代ですが、思っている以上に経費がかかっているケースが多く見られます。まずは月ごと、時間毎の各エネルギーの使用量を把握「見える化」することにより対策を講じることが出来ます。その後、その結果を基に対策を講じるのですが、実際に行動を起こすのは従業員の方々ですので、行動内容を決めるときは従業員の方々の意見を取り入れ、皆さんで実施していくことが、継続して省エネを行う第一歩となります。売上を10%伸ばすよりも、省エネで10%コスト削減の方が容易いかもしれません。
 
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2. 先進省エネ技術導入
 ボイラーから発生した蒸気を設備の仕様に応じた蒸気圧力、温度に減圧して利用する際、この差圧エネルギーを利用して動力を取り出し、圧縮空気を生み出します。その結果、既設の電気コンプレッサーを停止し、電力を削減することができます。
 
 
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3. 明日からできる改善
@決められた時間にスイッチのオン・オフ
 工作機器、エアコン等は業務開始時に一斉に電源を入れるとその時間帯に電力ピークとなり、最大電力が契約電力を超過した場合は、年間の電気料金契約が高額になります。1日の作業手順を考慮し、電源を投入する順番を決め、緩やかに使用量を増加させることで最大電力を抑えることができます。同様に、エアコンもスイッチオンの優先順位を決め、タイマーを使用することをお薦めします。

A室内の換気
 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(ビル管理法)には室内の二酸化炭素濃度規定があり、1,000ppm以下と定められています。これは、1人当たり概ね30m/h以上の換気量を確保することが必要ですが、それ以上になると、室温を維持するための無駄なエネルギーを使用することとなります。特に時間帯により職員数の変動が大きい事務所、食堂等については、換気扇の使用方法を見直すことで大きな省エネに繋がります。

B窓ガラスへの遮熱フィルム
 窓ガラスへ遮熱フィルムを採用した場合、夏季、冬季ともに省エネ効果が期待できます。主な効果は一般的なもので、@窓ガラスの日射量を40%低減。A屋外へ出て行く熱量を20%削減。B紫外線のカットがあります。貼付施工費8,000円/m程度であれば、10年以内に投資金額の回収が可能と推測されます。

Cタスク・アンビエント方式の採用

 この方式は、机上作業面を局部的に明るくする方式のことです。必要な部分だけ明るくすることで、全体の照明によるエネルギー使用量を抑えるとともに、時間的な照度変化に細かく対応でき、さらに職員の省エネ意識の向上にも期待できます。注意しなければならない点は、作業照度と室内周辺照度の差が大きいと不快感を生じることとなりますので、照度ムラのない環境を整えることも必要です。

D人感センサーによる照明、換気
 トイレ、廊下等は、利用時以外は照明等の電源を切るようにしているとしても、消し忘れも多いものです。また、外部の方が利用される場合、協力が得られないケースもあります。そこに人感センサーを取り付け、電源のオン・オフをすることにより費用対効果は少ないものですが、省エネ活動の見える化の効果は大きいと思われます。
 
 
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4. 遮熱塗料の塗布
 真夏の太陽光線により、屋根、屋上及び外壁の表面温度は50〜80℃にまで達すると言われており、この熱エネルギーは、室内温度上昇の原因となっています。遮熱塗料は赤外線を反射することで表面温度を最大15℃抑える効果が期待できます。
 
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5. 工場のレイアウト変更
 診断で各事業所にお伺いする機会があり、様々な施設を見る機会に恵まれましたが、その中には、工場内の各建屋に「作業場」と「材料置き場」を併設して利用している事例が多く見られました。生産する建屋と倉庫に分ける使い方の方が、生産する建屋にエネルギー管理が集中でき、使用効率を上げることが可能となります。特に冷暖房は、同じ面積の場合、一般的に複数の部屋を行うよりも、一つの部屋をコントロールする方がエネルギー使用は少なくて済みます。是非ご検討ください。
 
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